ChatGPTを活用したWeb制作。Webデザイナーの仕事は本当に無くなるのか
こんにちは、NNCの中里です。
今年注目を集めたChatGPTですが、Web制作においてどのように利用ができるのか気になるところです。弊社でも日々どのような活用方法があるかを模索しています。
また「AIの進歩によってWebデザイナーの仕事ってなくなるんですか?」と聞かれることもあります。
これからweb制作の学習を始めようとしている方にとっても悩まれるポイントかもしれませんね。
今回は「Web制作にChatGPTを取り入れることでどんなメリットが得られるのか」「本当にWebデザイナーの仕事はなくなってしまうのか」について身近な例を交えて紹介したいと思います!
目次
ChatGPTの特長
ChatGPTは、巨大なデータセットをもとに学習した言語モデルです。
1750億ものパラメータを持ち、言語生成の分野で非常に優れた性能を発揮します。
これをWeb制作に応用することで、新しいアプローチが可能になります。
Web制作におけるChatGPTの可能性: 具体的な例
コンテンツ生成とブログ記事の作成
例えばオンラインショッピングサイトで新商品の魅力を伝えるコンテンツを考えるとします。
ChatGPTを使うことで「この秋、自然素材を使った心地よいアイテムが登場!おしゃれなスタイリングのポイントもご紹介します。」などといった魅力的な文章を簡単に作成できます。
ユーザーとの対話の向上
カスタマーサポートでChatGPTを活用し、ユーザーの質問にリアルタイムで答えることも可能です。
例えば「商品の配送はいつですか?」というユーザーからの質問に対して、ChatGPTがスムーズに答えることでユーザーエクスペリエンスが向上します。
また企業にとっては人件費の削減も期待することができます。
コーディングアシスタント
Webサイトやアプリなどを作る際に、ChatGPTを使うことで特定の機能のコーディングをサポートすることができます。
例えば、「React.jsを使って、ユーザーがスクロールすると自動で次のコンテンツが表示される仕組みを作りたい」という要望に対して、ChatGPTが適切なコードを提供します。
ChatGPTを利用する際のポイント
データセキュリティに留意
カスタマーサポートでのChatGPT利用時は、機密情報を避けるようにしないといけません。
例えば、クレジットカード情報や住所などはChatGPTに知らせないようにします。
適切なコンテキストの提供
ChatGPTが正確な回答を出すためには、質問の背景や文脈が大切です。
例えば、商品に関する質問に答えさせるためにはChatGPTに商品情報を提供する必要があります。
品質の確認と修正
ChatGPTが生成した文章やコードは、最終的には人が確認し修正します。
生成された文章やコードは必ずしも完璧なものが出来上がるとはまだ言えません。
特に専門的な言葉や特有の表現が必要な場合、ChatGPTの生成した内容を手動で調整しないと、場合によっては誤った表現になってしまうことがあります。
Web制作におけるChatGPTの広がる可能性
これまでの例を通じて見ると、ChatGPTを使ったWeb制作は非常に多岐にわたる可能性があります。
ただし、これを有効に使うためには、計画的な取り組みと適切なセキュリティ対策が欠かせません。
また最終的には人が見て判断をし、調整をしていく必要もあるため専門的な知識は必須となります。
ChatGPTの進化を見つつ、自身の制作にどのように活用していくかを模索しましょう!
AIの出現によってWebデザイナーの仕事はなくなるのか
前述した通り専門的な仕事においては、最終的には人の手による調整が必須となります。
AIの進化が進む中で、Webデザイナーの仕事における変化は予測されますが、完全になくなるとは考えにくいと思います。
AIはWebデザインの一部分で効果的に利用されるでしょうが、デザイナーのクリエイティビティや人間性が必要な要素はなくなることはないと考えられます。むしろ、AIの導入によってデザイナーは新たな領域に進み、クリエイティブな側面でより注力できる可能性があります。
まとめ
ChatGPTを使ったWeb制作は、具体的な例を通して見ると非常に多様な可能性が広がっています。
コンテンツ生成、対話向上、自動化されたコーディングサポート、デザイン提案など、ChatGPTは様々な局面で役立ちます。
ただし、これらの利用法を取り入れる際には、データセキュリティや品質の確認に気を配りながら進めることが重要です。
全てをChatGPTに任せて作るのではなく、Web制作の一部にChatGPTを利用するという新しいWeb制作の形を考えていきましょう!